カワサキAR125 1983 GPマシンのテクノロジー

こんにちは、
ともやんです。

GPマシンKRのテクノロジーを投入されたライトスポーツ。

ロータリーバルブとリードバルブを併用し、クラス初のサーモスタットも装備しています。

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カワサキAR125 1983のプロフィール

カワサキAR125
1983年

エンジン:水冷2サイクルロータリーリードバルブ単気筒
排気量:123cc
ボア&ストローク:55×51.8mm
圧縮比:7.0
最高出力:22ps/9,500rpm
最大トルク:1.70kg-m/8,500rpm
車両重量:98kg
タイヤ:F2.75-18 R3.00-18
価格:¥258,000

吸気方式を”R.R.I.S”(ロータリー&リードバルブ・インテーク・システム)とした、カワサキとしては国内初の水冷のパワーユニットを採用したモデルです。

ロータリーバルブのポート両側にリードバルブを配したパワーポートを設けて6,000rpm以下ではロータリーバルブから、6,000rpm以上ではパワーポートから吸入するシステム。

クラス初のサーモスタット付きの水冷ユニットは、ライバルのホンダMBX125Fと同じ22psと最強の数値を発生する。

カワサキAR125 1983のポテンシャル

スピードはフルスケールの140km/hをクリアしました。

リアのサスペンションは、ニュータイプのボトムリンク式のユニトラックサス。
スプリングイニシャルは5段階に調整を可能としています。

出力特性は、ヤマハRZ125の様なピーキィーな印象はなく、どの回転域からも必要なパワーが得られる、と言った印象でした。

カワサキAR125 1983 出来すぎたマシン

街中では十分に活かされる特性も、サーキットレベルでは有利とは言い切れない。
必要回転域までの到達のタイミングが、ややダルな印象となります。

6,000rpm以上では確かにパワーの盛り上がりを感じるますが、中速域からのつながりが1テンポ遅れる傾向でした。

カワサキ特有のロータリーディスクバルブ。

WGPのKR250/350のノウハウを活かす、更に発展させたシステムでしたが、逆に出来すぎた感も否めないモデルでした。

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