スズキGSX750S-KATANA 1982 ハンス・ムートの鮮烈デザインで登場

ハンス・ムートのデザインで、

世界に衝撃を与えたGSX1100カタナを

国内向けにしたモデルで、750ccエンジンを搭載。

 

しかし当時の規制によってハンドルはアップタイプになり、

スクリーンも外され、オリジナルとは大きく異なる

スタイルとなってしまいました。

 

80年代に青春だった僕ら(1955年~60年生まれ)は、

その前の団塊世代とはガラッと違っていました。

 

団塊の世代を代表する曲としてかぐや姫の「神田川」(73年)などあるように

都会生活も質素でした。

 

しかし80年代を代表する松任谷由美になると明るく、

豊かになりブランド文化の黎明期となります。

 

1980年の田中康夫「なんとなく、クリスタル」はそんな気配を感じさせました。

 

1982年4月に僕は就職。

 

同僚に入社したやつがこのGSX750Sに乗っていました。

1年目に辞めちゃったけど、どうしているんだろうか?

 



スズキGSX750S-KATANA 1982 プロフィール

スズキGSX750S-KATANA

1982年2月

 

エンジン:空冷4サイクルDOHC4バルブ並列4気筒
排気量:747cc
ボア&ストローク:67×53mm
最高出力:69PS/8500rpm
最大トルク:6.2kg-m/7000rpm
車両重量:223kg
始動方式:セル
タイヤ:3.25-19・4.00-18
価格:\598,000

 

 

言わずと知れたGSX1100-KATANAの国内バージョンです。

 

消しゴムでも汚れが落ちると言われる

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バックスキン調のビニールレザーのシート

(純正のスエードクリーナーも販売されていた)。

 

後退したステップに似合わないハンドル。

 

硬めのサスペンション。

 

パンチ力ある出力特性など、

長所と短所が入り交じった個性的なマシンでした。

 

デビュー当時(1982年2月)のライバルマシンは、

ホンダがVF750SAVER/CB750FC、

ヤマハXJ750E/750D、

カワサキZ750GPなどで、

 

動力性能では、甲乙付け難いレベルでした。

 



スズキGSX750-KATANAのポテンシャル

 

GSX750Sの出力特性はパワー感に溢れ、加速や最高速データは、
ライバルを確実に上回っていました。

 

最高速度は、180km/hのメーターリミットを軽々とクリア。
実測なんと210km/hをオーバーしていました。

 

開発コンセプトは、「スーパーツーリング」で、

決してスタイルに従属した個性的な印象は与えられていませんでした。

 

むしろ、丁重とも思えるほど扱いやすさが追求されていました。

 

燃費に至っては、クラスでトップのデータさえも記録するほどでした。

唯一の弱点は、切れ角30度という極端に少ないハンドルエリアは、
Uターンの際にはネックになっていたようです。

 




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