オートバイ伝説 走り出せば青春

メグロ ベストセラーは、S系のジュニア 戦後の物資不足の実用向け

メグロのベストセラーは250ccクラスのジュニア

1950年日本の250cc1号車がメグロ・ジュニアJ型

1950年(昭和25年)、日本で初の250ccJ型としてデビュー

 

スペックは、
4サイクルOHV直立単気筒
ボア・ストローク 70×64mm
排気量:246cc
最大出力:7ps/4000rpm
最高速度:75km/h
ミッション:3速メグロGM型
車重:127kg

 



 

戦後まだ5年目の物資のない時代で目黒製作所は実用向けに生産し、
ベストセラーになりました。

 

フロントのテレスコピックは油圧式、リアはリジット(固定式)で、
単気筒ながら2本にエキゾーストパイプとフィッシュテールマフラーは、
当時のトップデザインでした。

 

2年後の52年(昭和27年)からはリアがプランジャーサスに改良され
J2型に発展しました。

 

タイミングケースもY字でメグロのマークが入ったものになり、
車重は144kgに増えましたが、最高速度は78km/hに伸びました。

 

J2型のエンジンは、
ボア・ストローク65×75mm
排気量:248cc
最大出力:7ps/4200rpm

1953年 メグロ・ジュニアS型登場

メグロ・ジュニアJ型は、エキゾーストが2本でしたが、1953年から
1本となり、名称もジュニアS型となりました。

タイヤも20インチから19インチとなり近代化が図られました。

翌54年からはS2型になり、

 

 

ミッション4速
最高出力:10ps/5000rpm
最高速度:90km/h
と向上し、ジュニアの名を高めました。

 

56年(昭和31年)には、ベストセラーS3型が発売され、
長いホイールベースは荷物を積んでもふら付かず、エンジンは耐久力に優れ、新たなメグロファンを生んでいきました。

 

S3型は、約31,000台の販売実績がありました。
この頃がメグロの全盛期でした。

 

S3型は、59年まで販売され、メグロの主力モデルと君臨しました。




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