オートバイ伝説 走り出せば青春

スズキGT750 ウォーターバッファローは特撮ヒーローだった

スズキ・GT750

スズキGT750 1972年
水冷2スト・ピストンバルブ並列3気筒
738cc
67ps/6500rpm
7.7kg-m/5500rpm
214kg
3.25-19・4.00-18
\385,000

 

 

北米は、水冷エンジンということから、ウォーターバッファロー(水牛)というニックネームで呼ばれていました。

 

過去においても例のない、市販の2サイクル車として唯一、国産初の水冷3気筒エンジンでデビュー。

 

多気筒化への時代の波は既に始まって“ナナハン”時代の到来に備え、2サイクルに技術的な絶対の自信を持つスズキは、世界的にも稀なモーターサイクルを世に送りだしたのです。



 

水冷2スト3気筒という、特異なエンジンのようですが、スズキは四輪のフロンテ800で量産の実績があり、奇をてらったモデルではなく、当時のカタログには、4スト6気筒並のバランスを謳われていたほどです。

 

3気筒4本マフラーは、中央シリンダーのみを分割。

 

独特のエキゾースト・ノートに、マニアは鳥肌を覚えるほどと語るファンは多いですね。

 

前面に構える冷却ファン付きラジエターが、このマシンの個性を一層際立たせていました。

 

現在の750クラスにも引けを取らない性能から白バイにも採用されていました。

 

またスズキは、特撮ヒーロー番組にも車両を提供していて、「仮面ライダーV3」などにも使われていました。

GT750の苦い思い出

僕は学生時代、2回限定解除の試験を受けに行ったのですが、
その時の試験車がGT750だったのです。

 

当時、僕はスズキのハスラー250に乗っていたのですが、GT750に跨っただけでその巨大さに怖気付き、2回とも簡単に試験に落ちてしまいました。

 

大学時代に限定解除の免許を取れなかったのは悔しい思い出でした。



にほんブログ村

クリック応援お願いします。

モバイルバージョンを終了