第一次アメリカンブームとして、
各メーカーがアメリカンに力を入れる中、
高い人気を獲得したツインです。
エンジンは、ロードスポーツの
Z400をベースとしたモデルです。
この年、コミックからテレビを経て
ついに大作映画としてよみがえった
ヒーロー「スーパーマン」がこの年、
ナンバー1のヒットとなりました。
また、恐ろしい異星人の代名詞ともなった
「エイリアン」も第5位とヒットしました。
カワサキZ400LTD 1979 プロフィール
カワサキZ400LTD 1979年モデル
エンジン:空冷4サイクルSOHC2気筒
排気量:398cc
ボア&ストローク:64mm×62mm
圧縮比:9.5
最大出力:36ps/8,500rpm
最大トルク:3.2kg-m/7,000rpm
点火方式:バッテリー
始動方式:セル・キック
ミッション:6速
車重:170kg
タイヤF3.25-19 R130/90-16
燃費:46km/L
価格:\340,000
カワサキZ400LTDは、日本において、
アメリカンスタイルを最もポピュラーにした先駆的モデルです。
どちらかというと
ヨーロピアン・スポーツを
原点としていた日本車が、
こうした傾向に向かったのは、
けっしてアメリカ市場を意識したものではありません。
ヨーロッパにおいても日本においても、
需要の多様化が現れ始めてきたからです。
カワサキZ400LTD ライフルタイルの変化
ロードスポーツモデルにプルバックハンドル、ハイバックシート、
取り付けた疑似的モデルでは、
かえってインパクトにならず、
思い切った処方が必要でした。
カワサキは、Z400をベースモデルに、
シートレールを思い切りローダウンさせました。
このスタイルは、和製アメリカンとも呼ばれ、
新鮮な印象を持ってユーザーに迎えられました。
更にこのモデルをベースに、本格的なチョッパーに改造、
ライディングスタイルまでを一変させた向きも現れ始めました。
オートバイを生活の足から切り離し、
スポーツと捉えればかりではなく、
既にライフスタイルの一部に置き換えて楽しむ時代になってきたのでした。
カワサキZ400LTD 1979年という時代
1979年(昭和54年)は、僕は大学3年生。
このブログでもなんどか触れていましたが、
プレスライダーのアルバイトをしていました。
22歳になっていましたが、将来の夢は特になかったですね。
考えていることと言えば、彼女が欲しいなとか、
毎日の生活はどうしようか、なんてしょうもないことでした。
いま思うと本当にもったいない時期でしてね。
僕が就職したのは、これより3年後の82年(昭和52年)でした。
当時の連絡手段は、ポケットベルでした。
懐かしいですね。
まとめ
1979年、僕は大学3年生でした。
僕は一浪していたので、同い年の人たちは既に就職活動をしていました。
今回、79年を振り返ってみて感じたのは、
ワープロ、パソコンがこの時代誕生しています。
そう言えば、コンピューター会社でアルバイトしていたな。
現代のビジネスオフィスの環境を支配している機器が
このころ誕生していたのですね。
もうプレスライダーの時代は、終わろうとしていました。