1979年、大学3年になっていた僕は、
プレスライダーのアルバイトをしていました。
苦学生だった僕は、仕送りはなく
自分で稼いで生活をしていました。
学ぶことは食うこと、生きることは食うこと。
そんな生活をしていましたが、オートバイだけには、
特別な思いを持っていました。
当時仕事で乗っていたのが
ヤマハスポーツRD250でしたが、
RD400には憧れましたね。
特に先行してデイトナと名付けられ
アメリカで発売されたモデルは
心を熱くさせるマシンでした。
ヤマハスポーツRD400 プロフィールとポテンシャル
ヤマハスポーツRD400/400F
1979年
エンジン:空冷2サイクル・ピストンリードバルブ2気筒
ボア・ストローク 64.0mm×62.0mm
排気量:398cc
最大出力:40.0ps/8,000rpm
最大トルク:3.80kg-m/7,500rpm
重量:153kg
最高速:—km/h
0-400:–.-秒
登坂力:28°
始動:キック
ミッション:6速
タイヤ:F3.25-18 R3.50-18
価格\325,000
国内デビューを控え、
先にアメリカで発表となったRD400F(デイトナ)。
圧縮比をやや高めに設定して、
国内モデルよりもピーキーな印象を与えていました。
ホワイトをベースカラーにゴールドの文字をあしらい、
専用のカラーリングとしました。
RD250と共通の車体も、
この400ccのパワーユニットにはメリットとなり、
400ccクラス最軽量のスパルタンな印象は注目の的でした。
ポート形状の変更で出力を2psアップ。
シリンダーヘッドを左右一体化としてデザイン変更、
冷却効率の向上を図り信頼性を増していました。
加速感は絶大でした。
ぜひ味わいたかったですね。
ヤマハスポーツRD400とウォークマンの時代
1979年(昭和54年)に衝撃的な家電が発売されました。
その名は、ソニーの「ウォークマン」
再生専用カセットプレーヤーで、文字通り、
歩きながら音楽を聴きことが出来ました。
本体390g、ヘッドホーン45gと軽く、
二人同時に聴きながら内蔵マイクで会話できる
ホットライン機構などがありました。
2年後の1981年年には、
月産20万台と大ヒットしました。
価格は33,000円。
このあと、他のメーカーからも追随して発表されました。
僕もパナソニックのものを買った記憶があります。
カセットテープは懐かしいですね。
いまでも聴いていますがね。