ヤマハYC-1は、ヤマハ第1号モデルであるYA-1の排気量を拡大した上位機種として、日比谷公園で開催された第3回東京モーターショーに登場して一躍注目を集めたモデルです。
灰褐色の塗色や国産初のモノブロックキャブの採用など、優れたデザインと高度な機能の融合が、後発の二輪メーカーだったヤマハのブランドイメージを押し上げました。
ヤマハYC-1
空冷2ストピストンバルブ単気筒
排気量:174cc
最大出力:10.3ps/5,500rpm
最大トルク:1.6kg-m/3,400rpm
車両重量:118kg
最高速度:110km/h
価格:\145,000
発売:1956年2月
ヤマハ2号車YC-1は、YA-1のボアを1mm拡げたYB-1に加えて、本格的な軽オートバイとして開発されました。
DKW RT175にオリジナルを求め、GKグループの手でかなり自由なデザインを与えられた独特の風格を持つ名車となりました。
シンプルなクレードルフレームキャブレター、バッテリーは、曲面構成でカバーされて、「濡れたシャンゼリゼの歩道の色」をモチーフとした
グレー系のカラーリングは、いかにもエスプリを感じさせる仕上がりを見せていました。
技術的には、日本初のモノブロック式キャブレターの採用、
YA-1同様のシフト同軸のプライマリー式キックスターターなどの
進歩的機構が見られます。
富士登山レースでは、175ccながら250ccクラスに出場して、1~5位まで独占する強さを見せました。
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