スポーツカブは60年代の少年の夢と憧れ

1960年(昭和35年)は、日本の2輪車業界にとって記念すべき年となりました。なんと生産台数が世界一になった年なんですね。

 

でも世界や日本国内は激動の時代に突入です。

 

米国大統領選でジョン・F・ケネディが第35代米大統領として勝利(就任は61年1月)、

 

一方日本国内では、安保闘争が空前の高揚をみせた年でもあります。

6月15日安保改定阻止第二次実力行使に全国で580万人が参加、
全学連主流派は国会に突入して警官隊と乱闘、東大生の樺美智子さんが亡くなっています。

 

8日後の6月23日に新安保条約が発効され、岸首相が退陣表明しています。
岸首相は、現安倍首相の祖父です。

 

日本が世界一の2輪車の生産国になった記念すべき年に、少年たちの夢と憧れが叶う60年代の傑作車の一台が発表されました。

 

ホンダ スポーツカブC110/111
空冷4サイクルOHV単気筒
排気量:50cc
最高出力:5PS/9500rpm
燃費:90km/L
最高速度:85km/h
価格:\58,000

 

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スーパーカブのエンジンをベースとしたOHVは、
なんとリッター100馬力と驚異的な値にチューニング。

 

なんと言ってもボーイズレーサーを連想させるに充分なインパクト溢れるスタイルでした。

 

新型のバックボーンフレームとテールリフトされたアップマフラー。
特徴的な長いインシュレーターを持つサンドドラフトキャブレター、リアにせりあがるロングシート、テールカットされたリアフェンダーなどなど。。。

 

C110は前踏み3速、C111はカブと同様の自動遠心クラッチを装備して、
少年たちの夢と憧れを叶えた傑作車となりました。




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