ホンダベンリーCB50が発売された
1973年(昭和48年)頃は、
どんな年だったのでしょうか?
敗戦から30年近く経ち、
ひたすら復興に向けて走り続けてきた日本は、
多くの歪を生みながら
高度成長から不透明な時代を迎えていました。
モーターサイクルもそれまでのパワー優先から、
乗りやすさ、扱い易さが優先されるようになりました。
当時まで高校生になったばかりの僕は、
法的には自動二輪の免許を取ることが出来ましたが、
むしろギターや自転車に興味があり、
自動二輪の免許を取り損ねたのが惜しまれます。
多くの高校が自動二輪の免許取得を禁止している中、
僕が通う高校は、大丈夫だったのでなおさらでしたね。
↑ ↑ ↑
今年の神田川の桜
フォークグループかぐや姫の神田川、
ガロの学生街に喫茶店がヒットした年でした。
その4年後、神田川が流れる近くにある大学に行こうとは
思ってもいませんでしたね。
ホンダベンリイCB50 プロフィール
ホンダベンリイCB50/JX
1973年
エンジン:空冷4サイクル・OHC単気筒
ボア・ストローク 42.0mm×35.6mm
排気量:49cc
最大出力:6.0ps/10,500rpm
最大トルク:0.41kg-m/8,500rpm
重量:74kg
最高速:95km/h
登坂力:14°
始動:キック 5速
タイヤ:F2.50-17 R2.50-17
価格\80,000/¥86,000(JX)
タンク、シートなどの形状を変更して、
よりスポーティなイメージになりました。
CB50をベースに、メカニカル式のフロントディスクブレーキを
装備たのがJXで、値段も6千円アップです。
ホンダベンリイCB50 ポテンシャル
CB50最後のドラムブレーキ仕様。
この年には、同型のメカニカル・ディスクブレーキ仕様のJXも加わり、
グレード感を高めている。
ニュー・デザインのシートはカウル付きとなり、
形状変更のガソリンタンクと共にホンダ車中にあっても、
当時は最も新鮮は印象を映し出していた。
世界最小のSOHCエンジンと言うことでデビュー。
以来、唯一の機構を継承発展してきた
ホンダの50ccロードスポーツは、
この後も基本的な部分に変更を与えることなく、
91年までは発売を続ける。
JXは6千円アップの8万6千円。車重はプラス1kg。
ホンダドリームCB250Tが登場した時代
1973年(昭和48年)僕は、僕は高校1年。
実はこの年、僕は記念すべき思い出があります。
なんと、僕は住む富山市にウィーンフィルが来たのです。
1973年3月24日、富山公会堂にウィーンフィルがやってきました。
僕は、どうやってチケットを入手したか、思い出せませんが、
一人で聴きにいったのです。
指揮は、もう亡くなりましたけどクラウディオ・アバド氏。
当時まだ30代の新進気鋭の指揮者でした。
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クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルハーモニーの名演です。
背筋をビシッと伸ばして、
長めの髪を揺らしたその高貴な姿は、
現在でも目に焼き付いています。
あれからもう45年経ちますが、
現時点でウィーンフィルの実演を聴いたのが
1回限りと言うのは寂しいですね。