1977年にCB400FOURが姿を消して以来、
400cc4気筒を望む声は根強くありました。
そのニーズに応えたのがZ400FXでした。
直線基調の大柄なボディに
クラス唯一のDOHCマルチの搭載で
空前のヒットモデルとなったのです。
43psを発揮するエンジン特性は、
素直なハンドリング特性との相性も良く、
市街地からワインディングまで走りを楽しめました。
カワサキZ400FX-E1 1979 プロフィール
カワサキZ400FX-E1 1979年モデル
エンジン:空冷4サイクルDOHC4気筒
排気量:399cc
ボア&ストローク:52mm×47mm
圧縮比:9.5
最大出力:43ps/9,500rpm
最大トルク:3.5kg-m/7,500rpm
点火方式:バッテリー
始動方式:セル
ミッション:6速
車重:189kg
タイヤF3.25-19 R3.75-18
燃費:30km/L
価格:\385,000
フェックスの愛称で親しまれた
衝撃的なマシンでした。
国内販売を1979年4月として
一足先に、海外向けにZ500をデビューさせ、
国内市場に煽りを添えていました。
’76年モデルを最期に
400ccクラス唯一のマルチとして
人気を馳せたCB400FPURの撤退から久々の
最新の機構を搭載した400マルチのデビューでした。
Z400FXのデビューは
多くの話題を提供して空前のヒット作となりました。
カワサキZ400FX-E1のパフォーマンス
Z400FXは、クラス初のDOHC4気筒を搭載、
その軽快なパフォーマンスと共に、
カワサキ特有の重厚な車体作りが受けていました。
この頃のカワサキは、
2サイクルを見放したかのように
4サイクルモデルの製作に邁進していました。
ヨーロッパ市場において、確固たる地位を築いたのもこの時期でした。
“マッハ”の印象を強烈なインパクトを残し、
ハイパフォーマンスのカワサキ・イメージは、
既に決定つけていたものの、
ホンダに代表される世界的な視野に立ってのモデル作りには、
未だ十分とは言えない面もありました。
世界のトップを目指したホンダのライバルに、
カワサキの心意気を感じさせてくれたモデルでした。
カワサキZ400FX-E1 1979年という時代
1979年(昭和54年)は、僕は大学3年生。
このブログでもなんどか触れていましたが、プレスライダーのアルバイトをしていました。
22歳になっていましたが、将来の夢は特になかったですね。
考えていることと言えば、彼女が欲しいなとか、
毎日の生活はどうしようか、なんてしょうもないことでした。
いま思うと本当にもったいない時期でしてね。
僕が就職したのは、これより3年後の82年(昭和52年)でした。
当時の連絡手段は、ポケットベルでした。
懐かしいですね。
まとめ
1979年、僕は大学3年生でした。
僕は一浪していたので、同い年の人たちは既に就職活動をしていました。
今回、79年を振り返ってみて感じたのは、
ワープロ、パソコンがこの時代誕生しています。
そう言えば、コンピューター会社でアルバイトしていたな。
現代のビジネスオフィスの環境を支配している機器が
このころ誕生していたのですね。
もうプレスライダーの時代は、終わろうとしていました。