ホンダドリームC70
空冷4サイクルOHC2気筒
排気量:247cc
最大出力:18.0ps/7,400rpm
最大トルク:1.8kg-m/6,000rpm
車両重量:138kg
最高速度:130km/h
価格:\169,000
発売:1957年
2サイクルに対抗したOHCツイン
ドリームC70は、1957年(昭和32年)10月1日ホンダの野心作として
発売されました。
4サイクルOHCツインは、出力18PS/7400rpmと、当時としてはまるでレーサーなみの性能を持っていました。
C70は、2サイクル250cc車が2気筒ばかりになり、55年に発売した4サイクル単気筒のドリームSAでは対抗できなくなり、4サイクルでもツインが出来るぞ!という本田宗一郎氏が技術者としての意地をみせたマシンでした。
タイヤも世界的流行の16インチにして、車体もコンパクトにして138kgとしてSAよりも36kgも軽量化をしました。
C70は日本製モーターサイクルの味を出すため角ばったスタイルになりました。
このデザインは、奈良や京都にある古寺の建築を参考に「神社仏閣スタイル」が生まれました。
フェンダーやサスペンションまで角ばり、ハンドルもプレス製の斬新なスタイルで世界をめざすホンダにふさわしいモデルでした。
独特なOHCツインサウンドは、街中のライダーの憧れでした。
当時の広告には、貴方の夢を実現したオートバイというコピーが使われました。
C70の最高速130kmは、4サイクルなら650ccクラスでした。
しかもライバルの2サイクル車の最高速が120kmくらいでしたから、その高性能はまさに夢の実現だったのです。
本田宗一郎氏は当時51才。
飽くなき夢の実現に邁進する姿には、感動します。
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