ホンダ スポーツカブC110は少年たちの夢と憧れが叶った傑作

スポーツカブはスーパーカブのエンジンがベース

 

スポーツカブは、スーパーカブのOHVのエンジンをベースにして
リッター100馬力と驚異的にチューニングされたマシンでした。

 

新型のバックボーンフレームとテールリフトされたセミアップマフラーという外見が特徴でした。ボーイズレーサーを連想させるに充分なインパクトを持っていました。

 

C110は前踏み3速、C111はカブと同様、自動遠心クラッチを装備し、少年たちの夢と憧れを実現した60年代の名車の一台です。

 

 

ホンダ C110
空冷4サイクルOHV単気筒
排気量:50cc
最大出力:5.0ps/9,500rpm
最大トルク:0.4kg-m/11,000rpm
車両重量:66kg
最高速度:85km/h
ミッション:3速
価格:\58,000
発売:1960年(昭和35年)

 



日本全体が高度成長にまっしぐら

 

1960年(昭和35年)7月19日に池田内閣が成立しました。
そして池田勇人首相のキャッチフレーズが、「所得倍増」だったのです。

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「日本国民の所得は、アメリカの8分の1、西ドイツの3分の1。この所得を倍にします。つまり国民一人ひとりの月給を2倍にするのです。」
「私はウソを申しません」

 

もう少し詳しく言えば、国民総生産を今の13兆円から倍の26兆円にする。

昭和36年から45年までの10年間でこれを達成する、

と池田首相はぶち上げたのです。

 

現代の日本では信じられませんし、当時の国民たちもオイ、そんなことできんのかよ、と思ったものの、まさにここが高度成長期の出発点として国全体が走り始めたのです。

 

東京オリンピック、新幹線、大阪万博へ向かってわっしょいわっしょいと国を挙げて進んでいったのです。

 

それに合わせてホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのモーターサイクルの開発も一気呵成に進んで行ったのです。

 




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