ホンダ TTレーサー誕生へ
1956年(昭和31年)のちに本田宗一郎氏のあとに2代目社長になる河島喜好が、中心となりTTレーサーの開発に当たりました。この年プロトタイプ第一号が完成しています。
しかし、参考で購入した当時のチャンピオン級レーサー、モンディアルはホンダの3E改造車の3倍のパワーでした。
そのためエンジンもフレームもゼロからの開発としてスタートしました。
最初は、125ccで8PS、2気筒化して8ヶ月後には15PS、エンジンを1気筒あたり4バルブにして17PS、そして1959年(昭和34年)マン島出走時のRC142型は、18PS/13,000rpmのパワーを持つまでに至りました。
ホンダ マン島TTでメーカーチーム賞
ホンダチームは、マン島TTに4台のRC141、RC142を出走させ、
谷口尚己6位、鈴木義一7位、田中禎助8位、鈴木淳三11位となり、
メーカーチーム賞に輝きました。
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1位のマシンの平均時速119.2km/hに対して109.9km/hをマークしました。
この後もホンダは、125GPマシンの開発を続け、
1959年のRC141はベベルギア駆動のバーチカルツイン、
翌年にはエンジンが前傾して、
61年の2RC143では24PS/14,000rpmまでパワーアップしました。
RC145からはセンタードライブのギア・トレイン、1963年の2RC146ccホンダ・フォアにバトンタッチします。
125ccのホンダフォアも、1965年にはなんと5気筒でRC148、34PS以上/20,500rpmまで進化しました。
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