スズキ T350 1970 アピール不足はいなめない

スズキ T350は、軽快な走りで定評のあった

 

2ストスポーツ・T250をベースに、

 

エンジンのボアを7mm広げて排気量を315ccまで拡大。

 

パワーも33.5psまでパワーアップした上級モデルです。

 

 

スズキ T350 1970

 

スズキ T350 1970年
空冷2サイクル・ピストンバルブ2気筒
排気量:315cc
最大出力:33.5ps/8,000rpm
最大トルク:3.13kg-m/7,500rpm
重量:152kg
最高速:165km
0-400:13.8秒
タイヤ:F3.00-18 R3.25-18
価格\205,000

 

 

T250のボアをアップ(54×54mm→61×54mm)で315ccとフルサイズには
届きませんが、33.5ps/8,000rpmというハイレベルの性能を持っています。

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T20(1965)→T21(1966)で技術的な確信を得たスズキが、

一気にT500(1968)でデビューさせた裏には、市場へのアピール度を考えたと思われます。

 

これは、ボア・アップと言う安易さで排気量の拡大を

図るのは得策ではないと判断した結果です。

 

このT500に遅れること1年後に、T250Ⅱと共にT350が登場しました。

 

T250Ⅱは、32psとクラス最高でアピール度は高かったのですが、
T350は、結局ハイレベルな性能を持ちながら、僅か1.5psだけのプラスが、
ややアピール度不足と言わざると得ませんでした。

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