1976年のモントリオール・オリンピックの
話題をさらったのが、
ルーマニアの白い妖精こと、
ナディア・コマネチでした。
当時14歳。
段違い平行棒と平均台の演技で、
近代オリンピック史上、初めての10点満点を出しました。
そして個人総合と種目別、金メダル3個、
団体で銀メダル、
ゆかで銅メダルの合計6個のメダルをとって、
一躍世界的な人気者になりました。
ちなみに14歳での最年少個人総合優勝は、
今後年齢制限の規定改定がない限りは、
まず破られることはない記録でしょう。
※当時は14歳以上が出場できたが、現在が16歳以上に改定されている)
そんな時代に登場したヤマハスポーツGX500は、
TX500から発展したマシンです。
当時流行のカフェレーサー風のスタイルがカッコよく、
エンジンもフライホイールマスの増量によって
スムーズ化されました。
ヤマハスポーツGX500 プロフィールとポテンシャル
ヤマハスポーツGX500
1976年
エンジン:空冷4サイクル・DOHC2気筒
ボア・ストローク 73mm×59.6mm
排気量:498cc
最大出力:48ps/8,500rpm
最大トルク:4.5kg-m/6,500rpm
重量:191kg
最高速:—km/h
0-400:–.-秒
登坂力:26°
燃費:35km/l
始動:セル・キック 5速
タイヤ:F3.25-19 R4.00-18
価格\398,000
TX500を継承するが、
ピーキーだったパワーユニットや
ハードなサスペンションのセッティングは、
マイルドな印象へと変えられました。
フライホイール・マスを10%増加し、
アイドリング時の安定性の向上が図られた上、
減速時のショックの吸収も高められました。
キャブレターはTX650と共通のミクニ製BS31がツイン(TX500/京浜CV32×2)。
バキュームピストン式からダイヤフラム式に変更。
シリンダー、シリンダーヘッドにも改良が加えられました。
マフラーの左右を連結するバイパスの採用で、
やや中低速重視の設定となっていましてね。
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